アパレル通販企業 広告代理店選定依頼

概要

国内通販企業からの代理店選定及び、広告出稿アドバイス依頼に対し、弊社は、包括的経営コンサルティング契約を結び、経営戦略の策定から人事再編成、財務体質の改善、マネジメントシステムの構築とCRMシステムの変更、物流倉庫変更やCSセンターのアウトソーシング化と展開、構築等、多岐にわたる経営支援を行い、結果契約4期を通じて売上高は10倍以上に成長、社内キャッシュは最小時の1000倍という経営改革を実行することができました。

背景

対象企業は、当時にしてはまだ珍しいアパレル通販企業として創業間もない市場認知の低いベンチャー企業でした。
ベンチャーの大多数がそうであるように、対象企業もまた、人員、内部留保、キャッシュ、情報、ノウハウ、取引先、システム、マネジメント、等多くのリソースが足りていない状態でした。
そんな中、広告出稿についてのアドバイス及び新規代理店開拓が初期依頼として持ち込まれることになりました。

アプローチ

対象企業のキャッシュポジションから、広告へのリソース投下よりも優先されるべき事案が散見されたため、包括的経営コンサルティング契約からスタートし、まずは対象企業のキャッシュポジション上昇に努め、CFO就任、銀行取引を強化し、盤石な経営体制を整えました。
その後、COOに就任し、人事の再編成やスマホシフト、サブスクリプションサービスの展開やナショナルクライアントとのコラボレーション案件等様々な施策を行い、市場認知を高め、売上向上に努めつつコーポレートガバナンスを整備していきました。

ソリューション

通販企業にとって必要となるインフラも全て、経営フェーズが進む度に進化させていったため、物流倉庫、業者の変更、CRMシステムの構築、CSセンターの構築とアウトソーシング化等、企業規模が拡大するにつれ、必要となる様々な変更を適宜行いました。
内製化とアウトソーシング化を経営フェーズと人的リソース、将来成長から逆算し、適宜変更していくことで、企業文化を醸成しつつ企業を拡大し、各分野に過不足の無い様、経営支援を続けました。

効果

スマホシフトによる売上向上、サブスクリプションサービスの安定、新規CRMシステムの導入等様々な施策により契約開始から4期で売上高は10倍以上へと成長、キャッシュポジションは最小時の1000倍以上となり、広告・コラボレーションキャンペーンによる市場認知も獲得できたところで契約終了。

飲料メーカーブランディング・マーケティング依頼

概要

海外飲料メーカーからのマーケティング、ブランディング戦略の策定依頼及び、コーポレート・ガバナンス主導依頼に対し、弊社は圧倒的な市場認知を誇る対象企業に必要なのは業務効率化と情報粒度の最適化と仮定し、主に成長戦略部門として店舗や自動販売機での売上向上施策を実施していくと共に、部署や関連子会社の統廃合による事業効率化戦略の2点を、徹底的に時間をかけて実行していきました。
最終的には契約期間の3年間で、クライアント企業は、以前に増して高収益企業として盤石な社内体制と、新規顧客からの市場認知を獲得し、売上、利益ともにさらに大きく向上していくこととなり、その一助となることが出来ました。

背景

対象企業は飲料メーカーとして世界的に有名な企業で、市場での圧倒的な認知を既に誇っていましたが、短期的視点で経営状況を分析してみると、スーパーマーケットやディスカウントストア、コンビニエンスストア等の店舗での売上や、自動販売機での売上計画はほぼ達成できていない状況が続いていました。
また、一方で拡大した事業をハンドリング、マネジメントする部署が適正に機能しておらず、いたずらに規模が拡大し、分社化が進んでいたため、情報共有の不足など、コミュニケーションエラーも頻発していく状況にありました。

アプローチ

店舗、自動販売機等での売上に対する企業の成長戦略と、ビジネスモデルの変革、分社化した企業の統廃合、競合他社のM&A等の効率化戦略の2軸でコンサルティングを提供することからはじめました。
その結果、コンサルティング提案初年度には、チェーンストアでの販売向上に集中投下していたリソースを利益率の高い自動販売機での販売拡大へとシフトすることで、販売数量・売上高の低下、営業利益の向上といった状態をまず創出することとなりました。
次年度においては、初年度に行った企業統廃合や競合他社M&Aが奏功し、売上高、営業利益ともに向上することとなりました。

ソリューション

グループ企業内での人員の適正配備と、事業最適化により利益創出に貢献しました。また、真に顧客のためになる、SCMを提案、主導し、物流プロセスを中心とした供給コストの改善などを行い、業務効率化を推進しました。
また、「販売店舗」といったおおきな括りで語られていた販売戦略も、コンビニエンスストア、ディスカウントストア、スーパーマーケット、自動販売機、と各チャネル、各ペルソナに向けて詳細なセグメンテーション戦略を実行していくことにより、素早いPDCAサイクルの回転を実現しました。
さらに、重要商品へのマーケティングコストの集中投資等を行い、アーティストコラボレーション等も多く行い、トップブランド商品の売上向上を計画、実行していきました。

効果

様々なキャンペーン活動やコラボレーション、ブランド戦略活動の結果、従来取引のなかったポテンシャル市場からの売上増加も手伝い、契約開始から3期で売上高37.6%UPを実現、全てのセグメントにおける販売数量を改善し、契約期間を満了させていただきました。