海外セレブリティの使用するヘアーダイブランドの日本での展開と上場の依頼

概要

海外ヘアーダイブランドの販売会社の上場支援依頼に対し、弊社はIPO によるイグジット可能性が低いことを初期の段階で把握していた為、M&A、バイアウトによるイグジットを提案、関連子会社への役員派遣等を経て、無事M&Aによりイグジット。
当初0配当が危ぶまれた案件に対して、VC、個人投資家への200%以上の配当、投資資金返却を実現。

背景

対象企業はNYのロックテイストのヘアーダイブランドの国内販売権を保有し、大手IT企業出身の新興IT企業と協業し、日本の美容界にいち早くCRMシステムを導入し、美容関連のネットメディア化までを視野に入れ、上場を目指して日々邁進している美容商材販売を主軸にした企業でした。
しかし、VCや個人投資家の当初の目論見に反して、対象企業の上場の可能性は低下していく一方で、VC、個人投資家は対象企業のイグジット方法を模索していました。

アプローチ

対象企業のブランディングの為、インフルエンサーと成り得るロックアーティストにサンプリングを中心に活動、結果多くのアーティストに支持されることになります。
中でも海外有名女性ロックアーティストのアイコンとしてCDジャケットにアイコニックに登場するなど、可能性を広げました。
また、直営美容室の運営やFC美容室の運営等を通じて、国内アーティストや美容関連企業への認知浸透も図り、複数店舗を展開しました。

ソリューション

日本総代理である対象企業に対して、適正なコーポレートガバナンスが期待できないことから、早々に弊社とVC、個人投資家サイドで、スピンアウトした東京を中心とした総代理企業を設立、イグジットをIPOからM&Aに方向転換し、無事大手同業他者へのM&Aによるバイアウトを行うことができました。

効果

VC、個人投資家への配当、当初の投資金以上の回収は滞りなく行うことができ、対象企業、商材も新会社の下、さらに成長していく一助となることができました。
(投資家サイドの投資効果200%以上、買収企業の対象事業からの利益は5カ年で買収金額の20倍)一方で弊社サイドでは東京総代理に対する投資回収までを見込むと、クライアントサイドであるVC、個人投資家の求める回収ラインを割り込む水準でのM&Aだったため、長期的な投資回収に視点を切り替え、東京総代理である対象企業は、自社グループ内での運営に方針を転換しました。約10年の経営の末、当初の投資分の回収に至りました。